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● 午後5時16分ごろM7.1の地震
収まる気配のない大地の揺れ
地震発生から、ちょうど一カ月がたった。
当面の危機は脱して動きは遅々としたものとなってきている。
今日のニュースは昨日の続きのようなものになっている。
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asahi.com 2011年4月11日11時16分
http://www.asahi.com/national/update/0411/TKY201104110095.html
坑道の高濃度汚染水回収へ着々 福島第一原発
東京電力福島第一原発では11日午前、2号機につながる坑道にたまった高濃度の放射能汚染水の回収に向けた最終準備が進められた。
作業の安全性や手順の確認がすみ次第、同日中にもポンプでくみ上げて復水器に移す作業を始める。
事故でたまった高濃度汚染水の回収は初めてになる。
坑道と、これにつながるたて坑にたまった汚染水は、2号機のタービン建屋地下で見つかったものが流れ出たものとみられている。
いずれも毎時1千ミリシーベルト以上と、1、3号機に比べて極めて高い放射線量が計測された。
汚染水は取水口付近にある作業用の穴(ピット)の亀裂から海にも大量に流れ出していた。
東電はこれ以上の汚染拡大を防ぐため、優先して回収に向けた作業を進めていた。
回収先の2号機の復水器はタービン建屋内にあり、容量3千トン。
すでにたまっていた水を別のタンクに移し、9日に空にしてある。
東電はできるだけ早く、坑道の汚染水を復水器に移したい考え。
ただ、作業中の新たな漏れの防止や作業員の被曝(ひばく)低減のため、ホースに漏れがないかを慎重に確認し、鉛のマットで覆うなどの対策を進めた。
経済産業省原子力安全・保安院も作業開始にあたり、復水器の強度の確認や再び地震がきた場合の影響、新たな漏れが生じた場合の対策など、作業員の安全確保などを事前に確認するよう求めていた。
11日午前9時前、確認が取れたとしている。
たて坑の水位は11日午前7時現在で地上から91センチ。
ピット付近から海への流出を止めた6日以降、13センチ上がった。
坑道とタービン建屋地下とは通じているとみられ、坑道の水位が下がれば、建屋の水位も下がる可能性がある。
建屋からの汚染水排出は、原子炉を安定的に冷却するシステムを回復させるために欠かせない。
原子炉の冷却に使えるポンプの電源はタービン建屋内にあるが、汚染水に阻まれて復旧作業ができずにいる。
また、東電は11日、取水口付近の海に、海水をカーテンのように仕切るポリエステル製の「シルトフェンス」を設置する。
取水口付近は堤防に囲われた構造で、堤防の内側の海水は放射能の濃度が高い状態が続いている。
シルトフェンスを数日かけて6カ所に設置し、汚染水が拡散するのを防ぐ。
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ガレキ撤去の画像公開とあるが、肝心の画像がない。
そのうちスクリーンにでも載せられるのであろうか。
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日経新聞 2011/4/11 12:42
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E2E2E1E08DE3E3E2E6E0E2E3E39180E2E2E2E2;at=ALL
東電、遠隔操作でがれき撤去の画像公開 福島原発
東京電力は11日までに、事故を起こした福島第1原子力発電所で、がれきの撤去作業を撮影した画像を公開した。
油圧ショベルなどを無線で遠隔操作するシステムを使って6日から実施しており、10日には中継局を新設して作業範囲を拡大した。
東電によると、水素爆発などによるがれきの一部は高濃度の放射性物質が付着、復旧作業の妨げとなっている。
特にがれきが多い2.3号機の間と3号機の内陸側では大気中から毎時200~300ミリシーベルトを検出。
このためカメラを備えた油圧ショベルやダンプ車、ブルドーザーなどを無線で遠隔操作し、撤去したがれきをコンテナに入れて施設内の一時集積所に保管している。
担当者は放射線を通さない鉛の板を貼り付けた操作用車両で、モニターを見ながら重機を操作。
中継局の設置に伴い、遠隔操作が可能な距離は従来の最大300メートルから2キロメートルに延長。
がれきの撤去により周辺の放射線量が下がり、復旧にあたる作業員の被曝(ひばく)量を減らせるという。
遠隔操作システムは大成建設、鹿島、清水建設のゼネコン(総合建設会社)大手3社による共同企業体(JV)の技術を採用した。
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2011/04/11 16:35 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041101000587.html
東電、最大級の大型ポンプ車購入 原発事故対策で
福島第1原発事故で高所からの放水作業などに使うため、東京電力が米国の建設会社から購入した世界最大級のコンクリートポンプ車が11日、大型輸送機で成田空港に空輸された。
車体には日の丸と星条旗が描かれていた。
東電などによると、ポンプ車はアームの長さが約70メートルで、毎時160立方メートルの放水が可能。
ドイツの重機メーカーが製造し、70メートル級は世界に5台しかないという。
東電が現場に投入中のコンクリートポンプ車3台は、50メートル級2台と60メートル級1台。
12日と14日にも、米国とドイツから70メートル級など2台が空輸され、放水のほか、高所からの映像撮影などに使用する。
当面は、千葉県東金市の工場で整備や操作訓練を行うため、現場投入は2週間以上先になる見通し。
東電が確保したコンクリートポンプ車は14日には計9台となる。
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● TBSニュース より
追い打ちをかけるように地震が襲う。
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ウオールストリートジャーナル 2011年 4月 11日 17:42 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_220176
福島県沿岸部、茨城県南部に震度6弱の強い地震=気象庁
気象庁によると、11日午後5時16分ごろ、福島県浜通り、茨城県南部で震度6弱の強い地震が観測された。
震源は福島県浜通りで、地震の規模はマグニチュード7.1と推定されるという。
同庁は茨城県に津波警報を出したほか、福島県、千葉県九十九里・外房、宮城県に津波注意報を出した。
東京電力は、地震直後の会見で、福島第1原子力発電所の1~4号機の外で作業していた作業員に待避命令を出した、と発表した。
その後の説明で、外部電源が遮断されたとから、1~3号機の原子炉への注水が止まっており、外部電源の復旧または消防車のポンプを使った注水を検討していることを明らかにした。
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産経ニュース 2011.4.11 17:47
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110411/dst11041117470046-n1.htm
福島・茨城で震度6弱 直後にも2度の震度5弱
11日午後5時16分ごろ、福島県と茨城県で震度6弱の地震があった。
気象庁は茨城県で最大1メートルの津波の恐れがあるとして、同県に津波警報を発令、宮城県、福島県、千葉県九十九里・外房に津波注意報を発令したが、午後6時5分、いずれも解除された。
気象庁によると、震源地は福島県浜通りで、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・1と推定される。
さらに同17分ごろと、同26分ごろ、それぞれ福島県で震度5弱の地震を観測。
気象庁によると、いずれも震源地は福島県浜通り。
17分の地震の震源の深さは約10キロで、マグニチュードは6・0、26分の地震の震源の深さはごく浅く、マグニチュードは5・6と推定される。
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● JNNニュース より
== 東日本大震災 ==
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