2011年4月13日水曜日

静岡浜岡原発は休止すべきである

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● 静岡浜岡原発


● 福島第一と浜岡の距離関係


 日本列島のあちこちで揺れ始めている。
 先の大地震で地盤が緩んでしまったのであろう。
 怖いのは、原発。
 特に、静岡浜岡原発。
 もし現在稼働中なら、地面の揺れが収まるまで、休止すべきである。


YOMIURI ONLINE 2011年4月13日10時17分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110413-OYT1T00093.htm?from=main5

秋田や長野、東京湾…余震域外でも地震誘発

 東日本大震災の余震活動は、1か月が経過しても依然として活発な状態が続いている。

 12日には千葉県東方沖、福島県東部でマグニチュード(M)6クラスが発生。岩手県から千葉県沖の余震域の外でも大きな誘発地震が起きており、気象庁は警戒を呼びかけている。

 同庁によると、M5以上の余震は、3月24日以降は毎日1けた台が続いているが、M6、7クラスの大きな地震は最近6日間で計4回起きた。
 気象庁は「余震活動はいまだに活発」とし、今後3日以内のM7以上(最大震度5強以上)の発生確率を「10%」と予測している。

 一方、12日に最大震度5弱の地震があった長野県北部は余震域に含まれないが、大震災後に震度1以上が430回以上観測されるなど、地震活動が高まっている。

 気象庁の観測によると、余震域以外で地震活動が高まっている主な地域は次の通り。

 ▽秋田県沖▽同県内陸北部▽同県内陸南部▽福島県会津地方▽東京湾▽神奈川県西部▽栃木・群馬県境▽長野・富山県境▽長野県北部▽同県中部▽静岡県東部▽同県伊豆地方▽岐阜県飛騨地方▽石川・福井県境



 「静岡浜岡原発」をWikipediaでみてみる。




 浜岡原子力発電所(はまおかげんしりょくはつでんしょ)は静岡県御前崎市にある中部電力の原子力発電所である。
 1号機から5号機まで5つの発電設備があるが、
 1号機と2号機は2009年1月に運転を終了した
 敷地面積は160万m²(東西1.5km、南北1km)で、PR施設である浜岡原子力館が併設されている。

 東海地震の予想震源域にあり、活断層が直下にあるという説まで発表されており、またトラブルが多発していることなどから耐震性の不足が懸念されている
 また、今ある高さ10m〜15mの砂丘では
 高さ8mの津波しか耐えられない
ため、
 2011年3月16日に2〜3年以内に高さ4m(標高、海抜12m)ほどの防波壁を作る計画が発表された。

■立地

 浜岡原発はフィリピン海プレートの境界である駿河トラフに近接していて東海地震の震源と予想される領域のほぼ中心
 東海地震が単独で生じた場合、M 8、震度6、一部が震度7と想定されている。
 このとき発電所の岩盤に与える揺れが、ある計算で395Gal、別計算では500Galと予想されている。
 ただし、東海地震は1854年の安政南海地震のように東海・南海・東南海連動型地震となる可能性も高いと予想されており、その場合は揺れがより大きくなると想定されている。

 静岡大学助教授(当時)の小村浩夫が1981年7月に発表した論文によると原発から8km以内周辺には8本の活断層が知られており、ほかに3本のリニアメント(活断層の疑いがある)があるが、
そのうち2本が原発敷地内を走っている

 産業技術総合研究所活断層研究センター研究員の藤原治と北海道大学教授の平川一臣の 2007年の発表によれば、2005年から2007年にかけて浜岡原子力発電所東2キロメートル地点計8か所でボーリング調査を実施し堆積物を調査したところ、8000年以上前から100 - 200年周期で東海地震が起きていることを確認し、それと同時に、従来想定される東海地震とは別タイプの大規模地震が約4800年前、3800 - 4000年前、2400年前の計3回発生していることを確認したという。
 さらに、2400年前以降もう一度大規模地震が発生したとみられることから、藤原は
 「1000年前後に1度、より大きな地殻変動を起こす地震があることが分かった」
としている。

 また、浜岡原発の立地する地盤は相良-掛川層群比木層 という砂と泥からできた地層であり、工学的には軟岩に分類される。


 現在、3号機、4号機それに5号機の3機が運用されている。
 もし、無理なら、少なくとも3号機、4号機の2つは止めておくべきであろう。
 5号機は運転開始が2005年1月18日と比較的新く、 定格出力は138万キロワットで 国内の原子力発電所単体では最大出力という。
 福島原発は1号機から4号機まで4つの原発が並んでいるということが悲劇を招いている。
 1機だけなら、緊急時の抑えこみができるだろう。
 3機全機休止が理想だが、できないなら5号機のみ稼働とし、
地面の揺れが収まるまで、3号機と4号機は絶対に休止すべきである



静岡県公式ホームページ 2011年3月22日
http://www.pref.shizuoka.jp/kinkyu/hamaoka-index.html

浜岡原子力発電所に関する最近の動き(2011年3月22日更新)

 本日、中部電力から、福島第一原子力発電所の原子力緊急事態を踏まえた浜岡原子力発電所の津波対策の状況について、県危機管理部へ説明がありました。
(詳細は中部電力ホームページ参照(外部サイトへリンク))
http://www.chuden.co.jp/energy/hamaoka/hama_info/hinf_topics/__icsFiles/afieldfile/2011/03/22/230322taisaku.pdf

県危機管理部から、中部電力に対し、以下のとおり要請しました。

(1) :浜岡原子力発電所で想定している地震や津波について、分かりやすい説明に努めること。

(2): 防波壁の設置については、科学的な検証を行うこと。

(3) :外部電源の確保を含む更なる電源の確保対策、海水系ポンプの更なる防水対策など、科学的・技術的な根拠に基づく津波対策を再検討し、説明すること。


 地震が南下しているという。
 早めに手を打つべきである。
 ちなみに、浜岡原発は60hz圏であり、東京の節電と直接関係ない。
 よって、休止しても、被害は大きくないはずである。
 ただ、ここの電力は中京工業地帯に供給されていて、トヨタなどの動力となっている。
 静岡は大半、60hz圏に入っており、伊豆・富士が50hz圏である。








BBCが報じた浜岡原発 作成日: 2011/04/09

http://www.youtube.com/watch?v=8RptblgPrfo






[◆ その後]


中国新聞 2011年4月22日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110422/CK2011042202000151.html

保安院、浜岡原発へ立ち入り検査 安全対策を月内に評価

 中部電力が福島第一原発事故を踏まえた浜岡原発(御前崎市)の緊急安全対策を報告したのを受け、経済産業省原子力安全・保安院は21日、浜岡原発への立ち入り検査を2日間の日程で始めた。

 検査は、保安院が3月末に電力各社に求めた緊急時の電源確保や訓練実施など6項目に対し、中電の対策が合致しているか確認する手続きの一環。
 月内をめどに妥当性などを評価する。

 初日は梶川祐亮発電所長ら浜岡原発の幹部から、海水ポンプの予備品など新たに導入した資機材を使って緊急時に対応する手順などを聞き取った。
 22日には、照明なしで作業できるよう重要な施設に反射材を張ったかなど、これまでに保安院が求めた改善点を確認する。

 保安院の審査を経て中電は定期検査中の3号機の運転再開に必要な法的手続きが整う。
 だが、検査にあたった浜岡原子力保安検査官事務所の橋本唯一所長は
 「保安院だけで(再開して)いいとは言いにくい。
 地元の方にも説明がいるとの感じがある」
と、静岡県や御前崎、掛川など地元4市の理解が不可欠との認識を示した。

 中電は海面から高さ15メートル程度の防波壁設置など新たな津波対策を打ち出しているが、地元の不安解消には至っていない。


 点検中で3号機は止まっている、とのこと。
 これはおそらく運転再開はなされないであろう。
 4号機も休止することになるであろう。
 13万年以前の断層までチェックの対象となる可能あ性がある今、おそらくこの保安院の審査は
 浜岡原発廃止への手続き始め
ということになるだろう。




== 東日本大震災 == 



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