● 城南信金のホームページ
● 脱原発宣言文
『
JCASTニュース 2011/4/14 20:36
http://www.j-cast.com/2011/04/14093150.html?p=1
城南信金が「脱原発」宣言
「省エネや節電に貢献」
とかく、お固い印象の金融機関が「脱原発」を宣言した。
東京都品川区に本店を構える信金業界大手の城南信用金庫がホームページに、
「原発に頼らない安心できる社会へ」
と題したメッセージを掲載し、話題となっている。
メッセージは2011年4月8日に掲載され、異例ともいえる「宣言」にネット上では
「勇気ある行動だ」
「応援する。預金する」
「本気かよ。業界から爪弾きにされるんじゃない?」
などの声があがっている。
■LED照明やソーラーパネルを導入
● 金融機関では異例!?城南信金の「反原発」宣言(写真は城南信金のホームページ)
「東京電力福島第一原子力発電所の事故は、我が国の未来に重大な影響を与えています。」
ではじまるメッセージは、言葉は抑えているが「反原発」への思いが明確に伝わってくる内容だ。
「信用金庫という地域を預かる金融機関にとって、その地域を失いかねない事態の福島県を思うと、いま企業の姿勢として反原発の立場を明確にし、そのうえで省エネや節電に協力していくことが必要だと考えた。
自らが言うべきことを言い、やるべきことをやれば、地域金融機関として地元企業の協力を引き出していくこともできると考えている」
と、城南信用金庫の吉原毅理事長はそう説明する。
同信金はメッセージで、今後は省電力や省エネルギー、代替エネルギーの開発利用に「少しでも貢献する」とし、その具体的な取り組みとして、
徹底した節電運動の実施や冷暖房の設定温度の見直し、
省電力型設備の導入や断熱工事の施工、
緑化工事の推進、
ソーラーパネルの設置にLED照明への切り替え、
燃料電池や自家発電装置の導入
など――をあげている。
すでに本店のロビーやウインドウディスプレイの照明や、エレベーターの節電などで通常の電力量の約3割をカットできた。
LED照明の切り替えや、大型店でのソーラーパネルの導入も、
「できるところから順次実施していく」(吉原理事長)
という。
城南信金によると、営業区域内の経営者にも被災地の出身者は少なくなく、「反原発」宣言に賛同した福島県出身の工場経営者が、同信金が呼びかけている義援金に100万円を寄付したり、震災直後から取り扱っている「震災ボランティア預金」が発売後1か月の残高で2億円超を集めたりと、共感する人は少なくないようだ。
■「草の根金融」でユニークな取り組み
城南信用金庫といえば、「小原鐵学」といわれ、担保主義の銀行経営を嫌って「草の根金融」を説いた故・小原鐵五郎氏の経営を旨としてきた。
本店に入ると事務室までの廊下は節電で薄暗く、ふだんから経費節減は徹底している。
その一方で、宝くじ付定期預金の火付け役として
「懸賞金付き定期預金 スーパードリーム」
をいち早く発売するなど、ユニークな取り組みで地域に根ざしてきた。
震災支援も、被災地の金融機関への「支援金」や「見舞金」の振り込み手数料の無料化や、被災者への物資の支援にも積極的に取り組んでいる。
吉原理事長は、
「ストップ原発も、信用金庫と同じ草の根運動で広がっていくものと考えている。
メッセージに共感してもらえて、地元企業に省エネや節電運動が広がっていけばいい。
もちろん、そのための融資には積極的に応じるし、こちらからも提案していきたい」
と話している。
』
ではそのホームページを見てみる。
「pdf」なので非常に見難い。
タイプしておきます。
『
城南信用金庫ホームページ
http://www.jsbank.co.jp/topic/pdf/genpatu.pdf
原発に頼らない安心できる社会へ
城南信用金庫
東京電力福島第一原子力発電所の事故は、我が国の未来に重大な影響を与えています。
今回の事故を通じて、原子力エネルギーは、私たちに明る未来を与えてくれるものではなく、一歩間違えば取り返しのつかない危険性を持っていること、さらに、残念ながらそれを管理する政府機関も企業体も、万全の体制をとっていなかったことが明確になりつつあります。
こうした中で、私達は、原子力エネルギーに依存することはあまりにも危険性が大き過ぎるということを学びました。
私達が地域金融機関として、今できることはささやかではありますが、省電力。省エネルギー、そして代替エネルギーの開発利用に少しでも貢献することではないかと考えます。
そのために、今後、私達は以下のような省電力と省エネルギーのための様々な取組みに務めるとともに、金融を通じて地域の皆様の省電力、省エネルギーのための設備投資を積極的に支援、推進してまいります。
①.徹底した節電運動の実施
②.冷暖房の設定音頭の見直し
③.省電力型設備の導入
④.断熱工事の施工
⑤.緑化工事の推進
⑥.ソーラーパネルの設置
⑦.LED照明への切り替え
⑧.燃料電池の導入
⑨.家庭用蓄電池の購入
⑩.自家発電装置の購入
⑪.その他
以上
』
節電に向けていろいろな取組みがなされてきています。
『
ITmedia ニュース 2011年04月13日 19時45分 更新
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/13/news102.html
節電ソフトのニーズ急増 「ヤシマ作戦」など意識高まる。
夏場に向けて深刻な電力不足が懸念される中、節電対策に役立つソフトやスマートフォンアプリが注目を集めている。
夏場に向けて深刻な電力不足が懸念される中、節電対策に役立つソフトウェアが注目を集めている。
パソコンの消費電力を減らせるソフトのほか、利用者が急増するスマートフォン(高機能携帯電話)向けに電力不足を事前に通知するソフトも登場。
社会貢献意識の高まりがこうしたソフトの人気を支えており、ソフトメーカーはニーズの高まりに対応するため、製品拡充に動き始めている。
「無償配布とはいえ、こんなに利用されるとは思ってもみなかった」
PCの電力使用を減らせるソフト「オプティマルグリーン」を販売するソフト開発ベンチャー、オプティム(東京都港区)の担当者は反響に驚く。
同社は東京電力が計画停電を打ち出したのを受け、3月15日から自社ホームページ上でソフトの無償配布を期間限定で始めた。
4月10日現在、ソフトをダウンロードした人は1万7000人近くにのぼる。
オプティマルグリーンはPCの電力使用状況を把握し、それに合わせて省電力モードの設定を自動的に最適化するソフト。
同ソフトを10万台のパソコンで1カ月使った場合、削減量は約32万世帯が1日に使う照明の電力に匹敵するという。
これまでプロバイダーなどの提携先経由で提供してきたが、直接販売の検討に入った。
「個人向けは画面上に広告をつけて無料にすることも考えたい」
という。
エネパルPC パソコンの消費電力を減らせるNECの節電サービス「エネパルPC」
PCの消費電力を減らすソフトは、NECも今年度下期から小規模事業者向けに発売する。
インターネット経由で節電ソフトの機能を提供する一般企業向けサービス「エネパルPC」から、電力料金の一括集計など一部の機能を省き、端末ごとに使うソフトとして提供することで、台数が少ないオフィスも低廉な価格で利用できるようにする。
外資系企業の利用を見据え、英語版の追加も視野に入れている。
一方、スマートフォン向けアプリも登場している。
頓智ドット(同新宿区)が3月25日に公開した無料アプリ「東京節電」は、東電が公表している電力使用状況のデータをメーターで画面上に表示し、電力不足が予想される場合に事前通知する。
同社では、「夏場のピークを停電せずに乗り越える手助けになれば」と考え公開したという。
政府が企業や一般家庭に節電を呼びかける一方、人気アニメに登場する作戦名にちなんだ
「ヤシマ作戦」
と呼ぶ節電運動がネット上で自然発生的に展開されるなど、節電意識は個人レベルで浸透しつつある。
従来、節電ソフトは経費節減や二酸化炭素(CO2)排出削減のために導入されることが多かったが、社会貢献という動機が加わることで一気に市民権を得そうだ。
』
「ヤシマ作戦」とはなにか。
『
はてなキーワード
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E4%A5%B7%A5%DE%BA%EE%C0%EF
ヤシマ作戦
TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する作戦名。
攻撃兵器の電力を集めるために日本中を停電状態にする。
作戦名は、屋島の戦いに由来する。
■節電運動
2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震で、福島県の原発など東京電力および東北電力の発電設備にも大きな打撃を受けたため、政府と電力会社が停電を避けるために広範囲な節電を呼びかけたことが、上記の「エヴァ」作品上の作戦と類似していたことから、twitterなどを中心に「ヤシマ作戦」と呼ぶようになり、アニメ公式ブログでも追認した。
』
エヴァンゲリオンですか。
どうにで知らないと思った。
私は「宇宙戦艦ヤマト」世代。
よって先の「そういうこともあろうかと思って」というのは知っていたのだが。
[◆ その後]
『
YOMIURI ONLINE 2011年4月15日01時53分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110414-OYT1T00977.htm
セブンとローソン、LED照明で25%節電
大手コンビニエンスストアのセブン―イレブン・ジャパンとローソンが14日、夏のピーク時の電力不足に対応するため、店舗の照明を消費電力が少ない発光ダイオード(LED)照明に切り替えると発表した。
セブン―イレブンは、今年7~9月の電力使用量を昨年同期比で25%削減する計画だ。5月から順次、東京電力管内の店舗を中心に約5000店で店内照明や屋外誘導看板をLED照明に切り替える。東電管内の約6000店の全店には、消費電力を細かくチェックするセンサーを取り付ける。節電に関する投資額は約100億円になるという。
一方、ローソンも20~25%の節電を目指す。関東地方の全3000店で、夏までに店内照明をすべてLED照明に切り替えるほか、空調や冷蔵庫の温度を高めに設定する。70億~80億円をかけ、今年度中に全国の全店舗(約1万店)をLED化する計画だ。
』
よく出てくる「LED照明」とは。
実をいうと私は知らないのです。
こちらにはないようです。
オーストラリアでは、ここ2,3年、やはり節電あるいは温暖化対策で白熱球がスーパーマーケットの棚から消え変わってラセン式の蛍光灯になっています。
ところが旧来の白熱球より長さがあるため、傘に入りきれずにむき出しでセットするハメに陥ってしまっているところもある。
● パソコンのおいてある部屋のむき出しのラセン型蛍光灯
こちらは一世代遅れているようで、まだまだLED照明というのは見かけていません。
wikipediaで検索してみました。
『
LED照明(エルイーディーしょうめい、英語:LED lamp)とは、発光ダイオード (LED)を使用した照明器具のことであり、その使用そのものを指すこともある。
1990年代に青色発光ダイオードが開発されて以降は、LEDによる白色光照明の実用可能性が高まり、局所照明を中心に徐々に市販製品が登場している。
短期的には、低消費で長寿命だが高価格という点で、従来の白熱電球を置き換える電球形蛍光灯と同じような位置にあり、長期的には、今後の技術開発に伴う価格と消費電力の低下によって直管型蛍光灯を含めた従来型の照明器具のかなりの割合を置き換えるのではないかと期待されている。
LED照明は蛍光灯や白熱電球といった従来型の照明器具と比較すると以下の特徴を備える。
長寿命・高信頼性
「高信頼性・長寿命」ということは、一度設置すれば電球交換のような保守の手間が省けることになり、部品や器具の購入コストも削減、または不要となる。
低消費電力・低発熱性
供給される電力の多くが発光に使われ、つまり発光効率が高いために、従来の白熱照明と同じ明るさを作るのに必要な電力が少なくて済む。
消費電力が少ないと云うことは、従来では熱となって失われていた電力分の発熱が少なくて済み、低発熱な照明器具となる。
ただし、2009年初頭現在は、蛍光灯と同程度の発光効率であり、今後の技術向上がなければ、安価な蛍光灯を置き換えるまでには至らない可能性がある。
高価格
2009年現在、白色を放つ高輝度LEDの製造には高価な半導体製造装置と高度な技術が必要とされ、LED照明そのものの生産・販売数が少ないことも量産効果を生まず高価格である理由の1つとなっている。
また、電源回路を必要とし放熱板や配光用のレンズ、散乱パネル等も器具全体を高価格にしている。
耐衝撃性
真空やフィラメントを必要としないため、衝撃に対して比較的強く作れる。
小型・点光源
ほぼ点光源であり発光部が小さく作れる。
設置空間を小さくでき、デザイン上も利点ではあるが、放熱に工夫が求められ、ヒトの目に触れる場合には拡散板のような物も必要となる。
高速応答性
熱慣性がほとんど無いLED照明は、供給電源が断続すればそれに応じて高速度で明滅する。
ヒトの目では感知できないが、機械的な録画ではそれが問題となることもある。
直流低電圧駆動
1つ1つのLED発光素子は直流低電圧の電源によって発光するので、100V交流の商用電源につなぐ通常の照明のように使用するには(基本的には)多少複雑な専用の電源回路が必要になる。
熱に弱い
元々が半導体素子であるLED素子は熱に弱い性質がある。
さらに使用時には低電圧大電流をかけて高輝度発光を行うため、発熱によって素子自身や周囲の封止パッケージが劣化して行き、最悪の場合にはLED素子が損傷を受ける。
これを避けて長寿命・高信頼性を実現するには、正しい放熱が求められる。
その他
他の特徴として、有害な水銀を使っていない点や、発光色を容易に変えられること、赤外線を出さないことで対象に熱を伝えない、また紫外線を出さないことで虫が寄ってこないなどの利点がある。
白色LEDでは他の照明と違って発光成分のほぼ全てが可視光領域であり紫外や赤外領域には無視できるほどしか発光していないため、電力の変換効率は最大で34%と蛍光管の25%、白熱電球の10%と比べて効率がかなり良い。
蛍光体を使うにせよ使わないにせよ、白色LEDには青色LEDが必須であり(蛍光では波長が元の光より長くなるので他の可視光LEDから青色を生むことはできない)、
青色LEDの発明により初めてLED照明が現実的になった。
』
『
青色LED ‐ 通信用語の基礎知識
http://www.wdic.org/w/SCI/%E9%9D%92%E8%89%B2LED
赤﨑勇により実用的な青色LEDが発明され、中村修二により実用化された。
そして赤﨑勇により更に高輝度の青色LEDが実現され、川崎雅司により新たな材質の青色LEDが発明された。
青色LEDの実用化まで:
当初は材質がSiCで、暗く、しかも高価で実用にならなかった。
その後、赤﨑勇によりInGaN(インジウム・ガリウム・窒素)を材質とするものが発明されたが、量産が困難だった。
1990年代(平成)になって日亜化学工業(以下日亜)の中村修二により量産技術が発明され、実用化された。
この発明は404特許と呼ばれ、エジソンの電球に匹敵するとも言われている。
こういった技術開発により、従来の赤のみならず、緑と青のLEDも低消費電力でかつ長寿命のものを作れるようになり、さらに赤・緑・青の三原色を合わせた白色光源も実現した。
このため、将来的には電球は全てLEDに置き換えられると見られている。
青色LEDの技術:
青色LEDは将来性のある革命的技術ゆえに、熾烈な特許抗争が繰り広げられている。
InGaN素材の青色LEDに関する多くの技術は日亜の特許であり、同社がほぼ独占生産を行なっているため、赤や緑と比べ青は高価で、いつになっても価格が下がらない要因となっている。
また同じく青色LEDを製造する他社と泥沼の裁判劇が繰り広げられた。
しかし中村修二退職後の日亜には力がなく、次々と訴訟で敗退した。
青色LEDの歴史:
日亜は1993(平成5)年に、中村の404特許を使った青色LEDを発売した。輝度は1000mcdである。
1995(平成7)年秋には豊田合成が、赤﨑勇の技術を用いた輝度2000mcdの青色LEDの量産を開始した。
2004(平成16)年12月、SiC、InGaNに次ぐ第三の材質として、酸化亜鉛ZnOを用いた青色LEDの開発に川崎雅司・東北大金属材料研究所教授らのグループが世界で初めて成功した。
ZnOは化粧品などに多用される安価な物質であることから、実用化されれば高価な青色LEDの低価格化が実現できと期待される。
』
つまりこれ、つい最近、日本人が発明したもの。
それが、日本を助ける一助となっている。
エジソンが発明したヒラメントは、電気を熱に換えその発熱で明るさを得るもの。
ところがLED照明とは電気から直接明るさを得るものとなっている。
発熱がないということは、圧倒的に小エネなのである。
だいたい、エネルギーというのはよくて20%の効率しかない。
あとの80%は熱となって逃げていく。
火力発電所と原子力発電所とは原理は同じ。
水を沸騰させて水蒸気を得る。
その蒸気圧を使って発電機を回す。
つまり、原理は「D51」蒸気機関車と全く同じである。
ちなみに水力発電は水車と同じ原理で水の落差力で発電機を回す。
そこで考える。
熱を発生させないで直接電気を得る方法はないものかと。
風力発電、潮流発電、----
フィラメント電球がLED電球に変わりうるのなら、効率よく電気のみを発生させる方法があってもいいはずである。
と、素人は勝手に想像してしまうのだが。
でも、LED照明なるものが発明出来るのなら、何とかできそうに’思うのだが。
そういうことが、思いがけない方法による復興に繋がるように思う。
[◆ その後]
『
JCAST ニュース 2011/4/17 12:15
http://www.j-cast.com/2011/04/17093316.html
LED電球の需要高まる 節電意識が大きく後押し
東日本大震災を受けて節電への取り組みが活発化する中で、照明をLED(発光ダイオード)電球に切り替える家庭や企業が増えている。もともと需要は伸びていたが、今回の電力不足が大きく後押しした。
家電最大手のヤマダ電機の担当者は「震災以降、節電意識の高まりもあって、LED電球の販売は前年の同時期に比べ個数ベースで2~3倍に増えている」と話す。
■関東・甲信越での販売、2.82倍に
調査会社のGfKジャパンによると、2011年4月第2週、電球市場に占めるLED電球の構成比は数量ベースで27.1%、金額ベースで67.0%と、ともに過去最高を記録した。
特に計画停電が実施された地域のある関東・甲信越では、4月第2週のLED電球の販売数量が前年比2.82倍、全国の2.20倍を大きく上回った。
LED電球市場にはメーカーの参入が相次いでおり、09年7月には10社だったものが、11年3月には20社以上に上っている。09年初めに7000~8000円台で推移していた平均価格も徐々に下落し、1000円台の製品も増えてきた。
また、白熱電球に比べ「光が広がりにくい」とされていた弱点を改善した製品も続々と出てきている。2011年は需要増が見込まれていたため、パナソニックやシャープなどのメーカーは震災以前から増産を計画していた。
■コンビニ2社が電力使用量20-25%削減目指す
LED電球は白熱電球に比べ消費電量が少なく、寿命が長いことが特徴だ。大塚商会のホームページによれば、消費電力は一般的な白熱電球に比べ約10分の1、蛍光灯と比べ約2分の1、寿命は白熱電球の約20~40倍。ほかにも、発熱が少ない、有害物質を含まないなどのメリットがあるという。もちろん製品によって省エネ効果に違いはある。
資源エネルギー庁によれば、家庭における照明器具の消費電力割合は全体の16.1%で、エアコン(25.2%)や冷蔵庫(16.1%)と並んで大きい。それだけに、電球をLEDに取り替えるだけでも大きな省エネ効果が期待できそうだ。
震災後、企業でのLED照明の導入も進んでいる。大手コンビニではセブン-イレブン・ジャパンとローソンが2011年4月14日、夏の電力不足に向けて店舗の照明をLEDに切り替えると発表した。セブン-イレブンは7~9月の電力使用量を前年同期比で25%削減、ローソンも20~25%の削減を計画している。
ヤマダ電機では4月1日から、オフィスや病院などの事業所向けLED照明レンタルサービス「あかりレンタル」を開始している。初期導入費用を負担せずに照明を最新のLED照明に変えられる、というのが売り物だ。
SHARP LED電球 昼白色相当 60W E26 DL-L601N
』
== 東日本大震災 ==
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